「スマホ難民」を救え②
一般家庭平均の通信費が月1万円前後との調査結果があることは先の記事でも述べましたが、昨今の様々な値上げラッシュに伴い、今後順次値上げしていくことが推測されます。
ここにたどり着いた皆さんは「格安SIM(シム)」という言葉を聞いたことがあると思いますが、初めて聞くという方もおられると思いますので簡単に説明します。
SIM(シム)とは携帯電話番号などの通信情報が設定された小さなカード、またはスートフォン本体に直接設定登録するSIM情報(eSIM)のことで、スマートフォンにSIM情報を読み込ませることで電話やモバイル通信(携帯電話の通信電波でインターネットをすること)ができるようになります。Wi-Fiとは異なりますので混同されないようにしてください。

「格安SIM」とは読んで字のごとく格安料金で使用できるSIMのことですが、docomo(ドコモ)au(エイユー)Softbank(ソフトバンク) の有名大手3大キャリアの携帯通信会社より「安い料金でSIMを使用できる携帯通信会社」と同義と考えてもよいです。
格安SIM =(イコール)格安料金でSIMを販売する携帯通信会社(MVNO)
では「格安SIM」は知っているが利用したことのない人からのイメージは一体どうなのでしょうか?
- 通信料が安い
- スマホを買い替えなければならない(機種変更)
- 自分でインターネットから契約手続きをしなければならない
- 自分でSIM情報を設定をしなければならない
- 電話番号の移し替えの間スマホが使えないと困る(MNP/マイナンバーポータビリティ)
- 災害の時に繋がらない
- 家族割引が使えない
- 貯めたポイントが使えなくなる
他にもあると思いますがだいたいこんなところでしょうか。
はっきり言って使用料金は大手通信会社とそんなに変わりません。
料金プランが通話時間やデータ通信量で細かく区分設定されているのと、手続きをインターネットから自分でするので手数料が無料なだけです。
買い替えはおそらく必要ありません。
スマホの買い替えはバッテリーの寿命により3年から4年が多いとの調査結果があります。総務省により2015年5月以降に販売される全てのスマートフォン本体はSIMロック解除(他社の回線(他社のSIM)が使えるようになる)が義務付けられており、現在は2023年ですのでほとんどの方が格安SIMが使えるスマホを使用していると考えられます。それ以前のスマホを使っている場合は素直にあきらめるか買い替えましょう。
契約手続き・SIM情報の設定・は自分でやる必要はありません。
詳しい人にやってもらいましょう。ただし「my●●(docomo、au、softbank)」のパスワードが必須です。
電話番号の移し替え(SIM情報の切り替え)は一瞬です。
災害時でも制限付きで使えます。
災害時に通話が使えない場合は大手も制限がかかって繋がりにくくなっています。
家族割はなくなります。
仕方ありません。あきらめましょう。
ポイントは会社によって異なる。
docomoポイント、auポイントは解約してもなくなりません。
softbankポイントは切り替え先がワイモバイルかLINEMO以外だと失効します。
大手通信キャリアの新規契約率は全体の20%

スマホ利用状況(2022年)の調査|株式会社IoTコンサルティングのプレスリリース (prtimes.jp)
皆さんはこの円グラフを見てどのように感じますか?
かれこれ10年ほど格安SIMを利用している私でも正直驚きました。2022年時点で大手三大キャリアを新規契約した割合は全体の20%程度しかありません。docomo、au、softbankの地位は不動だと思っていましたが、これを見ると時代の変化がはっきりとうかがえます。とはいえ、ahamoはドコモ、UQモバイルとpovoはau、ワイモバイルとLINEMOはソフトバンクなので、不動と言えば不動ですが。とにもかくにも3大キャリアにこだわっている人は全体の20%しかいないということです。
今回は「格安SIM」について説明しましたが、いまいちメリットも魅力も感じなかったと思います。
ではどのようにすれば経費削減対策ができるのか?といった内容に踏み込んだ話をしていきたいと思います。
といったところで、またもや中途半端ですが次回に続きます。 to be continued